所有機器

当研究室では、最先端の研究を行うための多くの実験機器・分析機器を所有しています。

質量分析計
当研究室では3台所有しており、電子スプレーイオン化法 (ESI) またはマトリックス支援レーザー脱離イオン化法 (MALDI) により分子をイオン化し、磁場中での分子イオンの検出器までの飛行時間 (TOF) より分子量を測定するタイプの質量分析計 (MS) です。ESI-TOF MSは主に合成低分子化合物の解析に、MALDI-TOF MSは主に高分子化合物の解析に使用しています。

ESI-TOF MS
(micrOTOF II, Bruker Daltonics)
MALDI-TOF MS
(Voyager-DE-PRO, AB SCIEX)
MALDI-TOF MS
(AXIMA QIT, 島津製作所)

濃縮装置
減圧下で有機溶媒や水溶液中の化合物を濃縮する装置です。

エバポレーター
(合計6台所有)
遠心濃縮器
(VC-960, TAITEC)
凍結乾燥機
(FDU-1200, FDU-2200, EYELA)

高速液体クロマトグラフィー (HPLC)
高圧ポンプを用いて高速で液体クロマトグラフィーを行い、混合試料の分離・精製を行う装置です。

HPLC用クロマトグラフ
(LC-2000 plus series, 日本分光)

分光光度計
合成化合物やタンパク質、ナノ粒子などの吸収スペクトルや蛍光スペクトルを測定する装置です。

紫外可視吸光光度計(右)
(V-650 spectrophotometer, 日本分光)
蛍光分光光度計(左)
(FP-6310, 日本分光)

粒子径測定機器
動的光散乱式 (DLS) 粒子径分布測定装置では、溶液中での粒子径分布などを解析し、透過型電子顕微鏡 (TEM) では、粒子や微生物の大きさや形状の観察を行います。数ナノメートル (ナノメートル=1 mm の10万分の1) のものでも解析可能です。

DLS粒子径分布測定装置
(Zetasizer nano ZS90, Malvern)
TEM
(HT7700、日立ハイテクノロジーズ)

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遠心分離機
ウイルスなどの微生物や細胞、ナノ粒子の分離・精製に利用します。

超遠心分離機
(Optima TLX Ultracentrifuge, Beckman Coulter)
遠心分離機
(Allegra X-22 Centrifuge, Beckman Coulter, etc.)

細胞培養関連機器

安全キャビネット 細胞培養器
(CO2インキュベータ)

フローサイトメトリー解析装置
細胞内外に発現する特定のタンパク質などを蛍光標識し、その発現変化を定量的に解析する装置です。

フローサイトメーター
(FC500, Beckman Coulter)

ポリメラーゼ連鎖反応 (PCR) 装置
DNAやRNAをPCRにより増幅させ、検出・定量を行う装置です。ウイルスなどのDNAやRNAの検出に主に利用しています。

リアルタイムPCR
(Thermal Cycler Dice, Takara)

表面プラズモン共鳴 (SPR) 分析装置
表面プラズモン共鳴分析法は、金薄膜などで起こる表面プラズモン共鳴 (SPR) という現象を利用して、分子間の相互作用を解析する装置です。当研究室では、独自開発したシュガーチップを用いた糖鎖-タンパク質間の相互作用解析に主に利用しています。

イメージングSPR装置
(MultiSPRinter®, 東洋紡)

共通機器
その他、核磁気共鳴装置(NMR 400MHz, 600 MHz)をはじめ、鹿児島大学 自然科学教育研究支援センターに設置されている多くの共通分析機器も利用しています。

鹿児島大学 自然科学教育研究支援センター
・機器分析施設 (http://www.cia.kagoshima-u.ac.jp/)
・遺伝子実験施設 (http://gene4.agri.kagoshima-u.ac.jp/grc/)

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