入学者受入れの方針
(アドミッション・ポリシー)

1.求める人材像

化学生命工学プログラムでは、化学や生物学、物理学に対する基本的な理解があり、広い視野で柔軟に考え、積極的に学び続ける意欲を持った学生を求めています。

具体的には、以下のようなことに興味がある人を歓迎します。

  • 医薬品やワクチン開発に関心を持ち、その創製に挑戦したい人
  • 計算化学や人工知能(AI)を活用し、新規化合物の設計・解析に取り組みたい人
  • 機能性材料や新規物質の合成およびその応用に強い意欲を持つ人
  • 化学的な分析技術や計測技術に興味がある人
  • 環境保護やエネルギー問題に対する関心を持ち、持続可能な解決策を探求したい人

2.入学前に身につけて欲しいこと

化学生命工学プログラムに進むには、高校で学ぶ化学・数学・物理の基礎知識をしっかり身につけておくことが大切です。これらの科目の基礎があることで、専門的な学びにスムーズに取り組めます。ただし、数学Ⅲや物理を履修していない場合でも心配いりません。入学後に、高校の内容からじっくり学べる特別クラス(週2コマ)が用意されています。また、生物を履修していない学生も、入学後に基礎からしっかり学ぶことができます。

高等専門学校などから編入学を希望する場合には、一般教養(数学、英語など)の基本的な学力に加えて、専門的な教育に対応できる基礎知識も必要となります。

先輩からのメッセージ

  • 化学生命工学プログラム 2年
    梅北 颯来さん
    部活・サークル・勉強を両立!充実した大学生活
    川島学園 尚志館高等学校(鹿児島県)出身
  • 化学生命工学プログラム 3年
    原田 康平さん
    大学で共に学べる日を楽しみにしています!
    宮崎県立 宮崎西高等学校 出身
  • 化学生命工学プログラム 4年
    中村 拓澄さん
    充実した研究活動!「役立つ材料の開発」へ
    明徳学園 京都成章高等学校(京都府)出身
  • 大学院理工学研究科工学専攻
    化学生命工学プログラム 博士前期課程1年
    宇都 幸希さん
    薬の力で人々の健康を支えたい
    鹿児島県立 鹿児島中央高等学校 出身

化学生命工学プログラムでの教育

化学と生命工学の融合で最先端研究を推進

化学生命工学プログラムの教員は、化学や生命科学の深い知識を活用し、最先端の研究を展開しています。具体的には、新しい機能性材料の開発や、病気の治療・予防に役立つ医薬品・ワクチンの創製に取り組んでいます。また、コンピュータを駆使して薬のデザインを行う研究や、精密な分析技術を使って環境保護に役立つ新しい方法を提案する研究も行われています。

これらの研究は国内外の学会や学術雑誌で高く評価され、世界中の科学者たちと最新の成果を共有しています。これらの最先端の研究を通じて、未来の社会に貢献する革新的な技術や知識が生み出されています。

社会を生き抜く実践力を磨く「化学生命工学キャリアデザイン」

3年次に開講される化学生命工学キャリアデザインでは、卒業後に役立つ実践的なスキルを身につけることができます。産業社会で求められる能力を養うために、外部の専門家による講義や、グループで行う演習を通じて、チームワークや問題解決能力を高めることができます。これにより、学んできた知識を実際の社会でどう活かすかを考える力を養います。

入学直後からいつでも相談できるサポート体制「アドバイザー制度」

入学するとすぐにアドバイザー(指導教員)がつき、勉強や大学生活について相談したり、アドバイスを受けたりできます。3年生で研究室に配属されるまで同じアドバイザーがサポートしてくれるので、困ったことや悩みごとがあっても一人で悩まず、安心して学生生活を送ることができます。

また、新入生には学生相談員(大学院生)がいて、時間割の作り方や履修登録、学習管理システムの使い方などを丁寧にサポートしてくれるので、初めての大学生活でも安心です。

大学院授業を先取り受講で深く学ぶ「学士・修士一貫教育」

学生の希望に応じて、学部3年次から大学院博士前期課程(修士課程)2年次までの4年間を計画的に学び、研究を進めることができます。学部4年次の卒業研究とあわせて、一部の大学院授業を先取りして受講できるため、大学院でより深い学びと研究が可能です。

このプログラムによって、研究インターンシップや長期の海外留学などにも参加しやすくなり、学びの幅が広がります。将来、より専門的な知識やスキルを身につけ、研究者・技術者として成長するための貴重な機会となります。

進路について

毎年ほぼ100%の就職率ー幅広い業界で活躍する卒業生

卒業生の3~4割は、化学・医療・食品・金属・環境・材料・エネルギー関連の企業や公務員など、幅広い分野の企業・官公庁に就職します。6~7割は、大学院に進学し、さらに専門性を高め、技術者・研究者としての就職を目指します。大学院修了後の就職先には、化学・製薬・医療関連の企業が多く、次いで食品・環境関連の企業が続きます。主な就職先は、以下の通りです(大学院修了者を含む)。

製薬・医療・バイオ・食品
  • 大塚製薬
  • 小野薬品工業
  • KMバイオロジクス
  • 小林製薬
  • 沢井製薬
  • JCRファーマ
  • 新日本科学
  • 第一三共
  • タカラバイオ
  • 田辺三菱製薬工場
  • 中外製薬工業
  • 日本新薬
  • 富士レビオ
化学・素材
  • 井上香料製造所
  • 川澄化学工業
  • クラレ
  • ダイセル
  • デグセリアルズ
  • デンカ
  • DNPファインケミカル
  • 日産化学
  • 日立化成
  • 北興化学工業
  • 三菱ケミカルグループ
  • ワイエムシィ
分析・環境・半導体・機械
  • ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
  • 京セラ
  • キオクシア
  • 沖電気
  • 九州電子
  • アジレントテクノロジー
  • 日産自動車
  • マツダ
  • ダイハツ工業
  • ダイキン工業
  • トヨタ車体研究所
その他
  • 神東塗料
  • 大口電子
  • 日本ガス
  • コーアガス
  • 住友大阪セメント
  • TYK
  • テクノプロR&D
  • WDB工学
  • ワールドインテック
  • トッパン・フォームズ
  • 公務員(県庁・市役所)

入試について

化学生命工学プログラムでは、一般選抜(前期日程・後期日程)、学校推薦型選抜II、私費外国人学部留学生選抜、国際バカロレア選抜により入学者を選抜します。

高等専門学校等からの編入学では、『推薦による選抜』と『学力検査による選抜』により編入学者を選抜します。

一般選抜
(前期日程・後期日程)

大学入学共通テスト及び個別学力検査の総合得点に基づいて基礎学力・論理的思考力などを評価します。

学校推薦型選抜Ⅱ
[大学入学共通テストを課す]

大学入学共通テストに加え、個別学力検査で面接などを課し、高校の調査書を含め、基礎学力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。

国際バカロレア選抜

IB最終試験6科目の成績、志望理由書などの書類審査により、基礎学力・論理的思考力・表現力などの能力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。

私費外国人学部留学生選抜

個別学力検査で面接を課し、基礎学力、日本語能力、学習意欲、目的意識などを総合的に評価し選抜します。

編入学の推薦による選抜

面接などを課し、高等専門学校長の推薦書・調査書、成績証明書を含め、基礎学力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。

編入学の学力検査による選抜

専門教育科目などの学力検査、面接などを課し、基礎学力、学習意欲、目的意識などを評価し選抜します。

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