南窓舎密会について
南窓舎密会会長挨拶
日頃より南窓舎密会の運営につきまして、会員の皆様から多大のご協力とご支援を頂き心からお礼申し上げます。
私は令和3年4月から会長をさせていただくことになりました昭和46年応用化学科卒業、昭和48年応用化学専攻修了の下茂徹朗です。40年余り工学部有機化学関係の教職にあり、同窓会とも役員としてかかわり、多くの方々と接触させていただきました。
令和2年度は新型コロナウイルス感染拡大にともない同窓会の諸行事は中止され、総会も遠隔会議で行われました。会議では一般報告、会計報告、次期役員の選任、学科名の変更に伴うホームページの改定が審議されました。その他、工学部75周年事業についての報告とソフトボール幹事への報奨式が行われました。
令和2年(2020年)4月の改組により工学部の化学生命工学科と環境化学プロセス工学科は、それぞれ先進工学科の化学生命工学プログラムと化学工学プログラムになりました。なお、環境化学プロセス工学科は、応用化学工学科の化学工学コース(旧化学工学科の4研究室および旧応用化学科の無機材料研究室)が独立して平成21年度に誕生した学科です。前者のプログラムは、化学の言葉で生命現象を説明でき、さらに工学系として役立つものを作るバイオテクノロジーを創生・開発できる人材を育成する、より化学・生物系に重きを置いたプログラムとなっています。後者は化学工学を軸とした教育を行うことによって、産業界で活躍できる人材を送り出すとともに、環境、エネルギー、プロセス、無機材料の分野の研究を通して、工学および産業の発展に寄与できるプログラムとなっています(鹿大工ホームページより)。
南窓舎密会のホームページは、今年度からリニューアルされましたのでご覧いただき、ご利用くださいますようお願いいたします。
南窓舎密会は舎密会、南窓会および南翔会の生体機能材料工学コースの結合した同窓会であり、会員相互の親睦と連絡を保ち、鹿児島大学工学部化学系の隆盛をはかり、社会の発展に貢献することを目的としています。平成23年には“南窓舎密会設立五十周年記念事業”と記念誌発行を行い、伝統ある同窓会です。上記の趣旨に従い、化学系の先生方および新役員の方々のご協力を得て、前会長のご意向も伺いつつ、会員と交流し、少しでも前進できればと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
令和3年(2021年)4月 下茂徹朗
前会長退任の挨拶
桜満開の時節ですが、皆さまにはコロナ禍対応で慎重にお過ごしのこと存じます。
南窓舎密会関係ではかねて善処頂き有難うございます。この度会長退任に当たり、任期中の出来事等を記し、お礼のご挨拶とさせて頂きます。
2012年、平成24年4月より3期9年務めさせて頂きました。昨年11月総会にて本会規則により、下茂哲朗次期会長が選出され、本会が繋がれていくことをうれしく思います。
南窓舎密会は、応用化学科の同窓会・舎密 (seimi) 会として小生学生時の昭和36年発足、以来増設の化学工学科の南窓会、生体工学科の南翔会等と再度一緒になって、改称、運営されてきました。母体の工学部化学系学科は、大学改組で応用化学工学科に統一、次いで化学生命工学科と環境化学プロセス工学科に分かれ、昨年からは化学生命工学プログラムと化学工学プログラムと改称して運営されています。
平成23年には鎌田薩男前会長のご発声と先導で「南窓舎密会設立五十周年記念事業」が行われ、4月には200名近くの先生方と同窓生が参集し祈念式典と祝賀会が行われ、同記念誌(167ページ)には、上記母校変遷や教員教室研究情報、稲盛和夫京セラ名誉会長ご挨拶等、多くの歴史が刻まれました。
平成24年以降9年の本会運営と総会は、庶務幹事の吉留俊史先生はじめ本部役員の皆さまの工夫と協力で行われ、現役生対応や卒業パーティ、教室代表教授のご挨拶がありました。関東、東海、関西支部のほぼ3年毎の各支部総会には本部から当方共も出席、楽しく交歓させて頂きました。これらはほぼ毎年発行で全員配布の工学部同窓会会報「南桜風」(HP参照)に掲載され、主に本学卒業の工学部の先生方が担当、学内教員動向情報もあります。
関東支部では支部長を三宅氏(岸園賞受賞)から引き継がれた徳永氏は国の危機管理の役職にあり、近年の関東以北の大災害対策等で活躍中で、ご苦労様です。幹事の一人、桐野亜希子(三遊亭あら馬、二ツ目間近)氏はじめ会員最多地区の皆様には、ご協力と相互盛り上げをお願い致します。東海支部では種子田支部長のもと、奥平幹事の発案で、本会活用の新しい企画、参会者拡充;広域化や現役活躍元在籍教員(八島名大教授等)参会、そして交流深化の“情報掲示板”配布などがあり(南桜風18号、p. 37)、今後の展開が楽しみです。関西支部では、超臨界流体技術の環境浄化等で活躍、共催講演もして頂いた福里隆一支部長の急逝は惜しまれます。引き継がれた応化系の田中譲治支部長には、化工系の前田雄一氏((株)日阪製作所前社長:次期支部長)と関西をリード頂くことと思います。北部九州支部では黒田支部長から、古川睦久支部長と片山佳樹副支部長コンビがリードされます。元長崎大学教授(ウレタン技術研究学会賞)と現役九州大学教授(機能組織化学、日化学術賞等)で、今後本会等へのインパクトを楽しみにしています。また工学部同窓会大分支部会では大石喬支部長(応化S37)により毎年活動情報があっています。
進行中の工学部創立75周年記念事業(HP:祈念式典講演4月24日オンライン、記念誌発行、「工学研究・海外派遣等助成制度」の創設)達成のための、当方共期成会の募金活動(6月30日まで)では、コロナ禍もあり苦戦中です。お願い参上や書面等皆さまのご協力で、化学系・南窓舎密会関係の醵金が最も多く、深謝しつつ一層のお願いを申し上げます。
なお直近「南桜風」の会長巻頭言中、「栄誉会員」を設け、稲盛様と岸園元同窓会長を推薦顕彰する提案があります。関わった者としてご了承をお願いいたします。
この9年間、叙勲、ご退官の先生方はじめ現役の先生方、お願いした共催講演会演者、旧交者等と幅広く、また研究議論でも交流し、楽しい脳活の日々でした。一方でボランティアで会運営に努力される先生方の負担偏りと、世相による会費徴収難と使途、イベントへの会員参加減、同窓会名簿の不充足等は悩ましく思われます。母校あっての同窓会、私は人生の一種のオアシスと感じました。今後異なる同窓会情報を持たれる先生方との交流交歓や会員の意見くみ上げイベント等に、先の舎密会時会長起案による基金残の活用案が今うかびます。
最後に、本学工学部化学系の先生方、研究室そして南窓舎密会役員と会員の生々発展と交流交歓、そして関係者の健やかな日々と平和を祈念し、改めてお礼申し上げます。
令和3年(2021年)3月 染川賢一
南窓舎密会幹事
2021年4月1日現在
役職 | 氏名 | 卒業・修了年度 |
---|---|---|
会長 | 下茂 徹朗 | 昭和46年 |
副会長 | 有水 伸一 | 平成7年 |
監事 | 大竹 孝明 | 昭和52年 |
〃 | 橋口 周平 | 平成6年 |
代表幹事 | 安藤 浩毅 | 平成2年 |
庶務幹事 | 山元 和哉 | 平成8年 |
〃 | 伊藤 博雅 | 昭和44年 |
〃 | 山本 高師 | 昭和53年 |
〃 | 東 正樹 | 平成8年 |
〃 | 西牟田 幸治 | 昭和55年 |
〃 | 鳥原 誠 | 平成4年 |
〃 | 黒木 修 | 平成5年 |
会計幹事 | 満塩 勝 | 平成6年 |
〃 | 田中 博 | 昭和44年 |
〃 | 山口 やよい | 昭和58年 |
〃 | 下之薗 太郎 | 平成15年 |
〃 | 森薗 孝介 | 平成22年 |
〃 | 増永 卓朗 | 平成28年 |
編集幹事 | 中島 常憲 | 平成6年 |
〃 | 小幡 透 | 平成7年 |
〃 | 鶴田 将真 | 平成22年 |
〃 | 鮫島 宗一郎 | 平成13年博 |
教官評議員 | 吉田 昌弘 |
関東支部
支部長 | 島田 政吉 | 昭和47年 |
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副支部長 | 川窪 修身 | 昭和45年 |
庶務幹事 | 野村 博 | 昭和56年 |
〃 | 和田 浩志 | 昭和59年 |
会計幹事 | 田島 宏幸 | 昭和62年 |
幹事 | 徳永 正勝 | 昭和59年 |
〃 | 桐野 亜希子 | 平成12年 |
顧問 | 三宅 征夫 | 昭和43年 |
東海支部
支部長 | 種子田 実郎 | 昭和41年 |
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会計幹事 | 落合 志札 | 昭和46年 |
庶務幹事 | 奥平 浩之 | 平成2年 |
監事 | 西川 路清彦 | 昭和45年 |
関西支部
関西支部長 | 田中 譲次 | 昭和46年 |
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副支部長兼監事 | 戸井 啓介 | 昭和57年 |
庶務幹事 | 今村 恵 | 平成4年 |
〃 | 樋渡 功 | 平成18年 |
会計幹事 | 諏訪下 一美 | 昭和49年 |
幹事 | 前田 雄一 | 昭和49年 |
北部九州支部
支部長 | 古川 睦久 | 昭和42年 |
---|---|---|
副支部長兼会計 | 片山 佳樹 | 昭和57年 |
庶務幹事 | 上薗 貴広 | 平成12年 |
〃 | 皿田 二充 | 平成7年 |
監査 | 川原田 浩 | 昭和56年 |
顧問 | 黒田 眞也 | 昭和41年 |
南窓舎密会会則
南窓舎密会会則につきましては、PDFファイルにてご覧ください。