お知らせ・イベント
日本化学会 第106春季年会(2026.03.17-03.20, 日本大学理工学部, 船橋市)
船橋市で開催された日本化学会春季年会にて、村田君 (D2)と渉君 (B4) がそれぞれ研究成果を口頭発表・ポスター発表しました。 村田君は口頭A発表で英語講演にチャレンジしました!渉君はB4ながら初めての学会発表を行い、今後に繋がる良い経験となりました!
発表演題
- 『Development of a lectin-pull down method using sugar chain- functionalized gold nanoparticles and magnetic beads (糖鎖修飾金ナノ粒子および磁性ビーズを用いたレクチンプルダウン法の開発)』(村田 光紀君)
- 『合成TLRリガンドを用いたマルチ・アジュバントシステムの開発』(渉 蓮君)
Carbohydrate Reserch 誌に論文が掲載されました! (2026.03.16)
糖鎖修飾金ナノ粒子 (SGNPs) を用いたレクチンの新規解析手法に関する研究成果が、Carbohdyrate Research 誌に掲載されました!
レクチンは、糖鎖を特異的に認識するタンパク質であり、細胞間の認識、タンパク質の品質管理、さらには病原体感染など、さまざまな生命現象に関わっています。私たちはこれまでに、SGNPsが複数のサブユニットからなるレクチン (多価レクチン) と凝集反応を起こすことを利用し、糖鎖との相互作用を目視で簡便に解析できる手法を報告してきました。
一方、1つのサブユニットしか持たないレクチン (単価レクチン) は凝集反応を示さないため、SGNPsを用いた解析が困難でした。
そこで本研究では、タンパク質プルダウン法の原理を応用し、SGNPsにビオチンを導入するとともに、ストレプトアビジン修飾磁性ナノ粒子を組み合わせることで、SGNPsに結合した単量体レクチンを磁気的に回収・解析できる手法を開発しました。
本手法は、疾患に関与するレクチンの検出や糖鎖結合性の解析など、さまざまな生命科学研究への応用が期待されます。
本成果は、長崎大学熱帯医学研究所・加藤研究室との共同研究により得られたものです。

Lectin pull-down assay utilizing biotin-labeled sugar chain-immobilized gold nanoparticles and streptavidin-functionalized magnetic beads
Koki Murata, Kentaro Kato, Yuri Kurogi, Hideaki Unno, Masahiro Wakao, Yasuo Suda, Hiroyuki Shinchi
Carbohydrate Research, 564, 109891 (2026)
doi.org/10.1016/j.carres.2026.109891
10th KU-NDSU Joint Symposium on Biotechnology, Nanomaterials, and Polymers(2025.12.08-12.10, 鹿児島大学)
金子研究室と共同で、ノースダコタ州立大学 (NDSU) との合同シンポジウムを主催しました!
本シンポジウムは、2015年に開始以来、今回で記念すべき10回目を迎えました。
総勢44名が参加 (NDSUから教員7名、学生8名が来学) し、バイオテクノロジー、ナノマテリアル、ポリマーといった幅広い分野における活発な研究発表と意見交換が行われました。
当研究室からは、村田君 (D2) と新地が研究成果を口頭発表し、上之園君、大原(遥)さん (M2)、宇都さん、大原(海)君、黒木さん、坂下君、中原君、戸次君 (M1) の8名がポスター発表しました。
長年にわたる交流の成果として、今回も学術面だけでなく文化面でも活発な交流が生まれました。
学生の皆さんは、慣れない英語にもかかわらず、一生懸命コミュニケーションを取り、NDSUからの参加者をおもてなししてくれました。両大学の絆を一層深める大変有意義な時間となりました。
来年度はNDSUでの開催が予定されており、次回の再会が今から楽しみです。
第98回 日本生化学会大会(2025.11.03-11.05, 京都国際会館, 京都市)
京都市で開催された日本生化学会大会にて、黒木さん (M1) が研究成果をポスター発表しました。
多くの方々に発表をお聞きいただき、活発で有意義なディスカッションができました!
また、2019年度修了生の山口君が生化学会に勉強に来ていました。糖鎖ナノアジュバントの研究は山口君から始まり、その成果が後輩たちへ脈々と受け継がれています。嬉しい再会となりました!
卒業生の皆さん、学会や研究会などで見かけた際は、遠慮なくご連絡ください!
学会会場近くは、木々が少しずつ紅葉し始めてていました。秋は鹿児島とだいぶ気温差がありますね。
発表演題
- 『糖鎖修飾金ナノ粒子を用いたレクチン–糖鎖間相互作用の解析:糖鎖密度が相互作用に影響する』(黒木 悠里さん)
Molecules 誌に論文が掲載されました (2025.10.31)
本プログラム 門川・戸谷研究室との共同研究に関する論文が Molecules 誌に掲載されました。
Utilization of All-Chitin Composite Films for High-Density 3D-Cell Cultivation
Masayasu Totani, Moka Eda, Hiroyuki Shinchi, Jun-ichi Kadokawa
Molecules, 30(21), 4243 (2025).
doi.org/10.3390/molecules30214243
3年生歓迎会(2025.10.17, かんまちあ, 鹿児島市)
後期から6名の3年生が研究室に配属されたので、歓迎会を開きました。B4がバーベキューを企画してくれて、3年生もすっかり打ち解けていました。3年生の皆さんが、これから一生懸命、そして楽しく研究に取り組んでくれることを期待しています!ちなみに、鹿児島は10月中旬にもかかわらずまさかの真夏日で、熱中症になりそうなくらいの暑さ…学生の皆さん、ごめんなさい。また、2024年度修了生の通山さんが遊びに来てくれて、一緒に参加してくれました。卒業生・修了生の皆さん、いつでも気軽に遊びに来てください!企画してくれたB4の皆さん、ありがとうございました。
第44回 日本糖質学会年会(2025.10.02-10.04, 弘前文化センター, 弘前市)
弘前市で開催された日本糖質学会年会にて、黒木さん、坂下君、中原君、戸次君 (M1) の4名が研究成果をポスター発表しました!
90分間の発表時間内では、多くの参加者にご興味をお持ちいただき、活発なディスカッションを重ねることができました。3名の学生は初めての学会発表でしたが、大きな刺激を受け、今後の研究に向けた課題やアイデアを得る機会となりました。
エクスカーションでは、弘前のねぷた文化に触れ、りんごの収穫体験も行いました。弘前のりんごの美味しさに感動しました!
発表演題
- 『糖鎖受容体強制発現細胞を用いた糖鎖修飾金ナノ粒子の細胞内移行性評価』(黒木 悠里さん)
- 『糖鎖-TLRリガンド複合体の合成および免疫活性評価』(坂下 太一君)
- 『合成低分子TLR7リガンドおよびオリゴ糖を共固定化した金ナノ粒子の免疫賦活活性』(中原 逸貴君)
- 『金ナノ粒子表面の糖鎖構造が細胞結合性に及ぼす影響』(戸次 航君)
Cancer Medicine 誌に論文が掲載されました! (2025.10.01)
ペプチド抗原と糖鎖ナノアジュバントを一体化したナノワクチンを用いたがん免疫療法に関する研究成果が、Cancer Medicine 誌に掲載されました!
私たちはこれまでに、ペプチド抗原と糖鎖ナノアジュバントを一体化したナノワクチンを開発し、その優れた抗腫瘍効果を報告してきました。
今回の研究では、一体化設計によりナノワクチンの免疫細胞指向性が変化することを新たに示しました。
今後、分子設計の最適化を進めることで、より高い有効性を持つナノワクチンの開発が期待されます。
本成果は、東京科学大学・諸石研究室との共同研究により得られたものです。
Peptide Modulation Overrides Glycan Synergy in Gold Nanoparticle-Based Vaccines for Cancer Immunotherapy
Narumi Harada, Mayumi Niimura, Yasuhisa Sakamoto, Akihiro Nita, Mayuko Shimoda, Shiho Wada, Koki Murata, Masahiro Wakao, Tomomi Kamba, Hiroyuki Shinchi, Toshiro Moroishi
Cancer Medicine, 14(19), e71286 (2025)
doi.org/10.1002/cam4.71286
第29回 日本ワクチン学会/第66回 日本臨床ウイルス学会 合同学術集会(2025.09.27-09.28, 札幌コンベンションンセンター, 札幌市)
札幌市で開催された日本ワクチン学会/日本臨床ウイルス学会 合同学術集会にて、竹市君と山﨑君 (M2) が研究成果をポスター発表しました。
臨床系の学会であったため普段参加する学会とは異なる雰囲気でしたが、感染症ワクチンの最前線に触れ、大いに刺激を受けました!
また、学会会場で2021年度修了生の小牧君に偶然再会しました!現在はワクチン製造の現場で活躍されており、民間企業と大学における研究の違いについても詳しく教えていただきました。先輩の活躍に続けるべく、在学生の皆さんの一層の健闘を期待しています。
発表演題
- 『インフルエンザウイルス感染に対するヘマグルチニン・アジュバント一体型ナノワクチンの有効性評価』(竹市 竜司君)
- 『TLR4・TLR9リガンド共担持ナノアジュバントの構築と免疫増強活性評価』(山﨑 天翔君)
Communications Medicine 誌に論文が掲載されました! (2025.08.29)
ペプチド抗原と糖鎖ナノアジュバントを一体化したナノワクチンを用いたがん免疫療法に関する研究成果が、Communications Medicine 誌に掲載されました!
抗PD-1抗体(オプジーボ)をはじめとする免疫チェックポイント阻害剤は、近年のがん免疫治療において大きな進展をもたらしていますが、治療奏効率が低さが依然として課題とされています。
本研究では、ペプチド抗原と糖鎖ナノアジュバントを一体化したナノワクチンを開発し、免疫チェックポイント阻害剤の併用により、がん免疫治療の効果を向上させることを明らかにしました。
本成果は、東京科学大学・諸石研究室・カリフォルニア大学サンディエゴ校との共同研究により得られたものです。
○ 日本語のプレスリリースはこちら ○
Harnessing an integrated glyco-nanovaccine technology for enhanced cancer immunotherapy
Mayumi Niimura, Yasuhisa Sakamoto, Mayuko Shimoda, Narumi Harada, Ayato Maeda, Shiho Wada, Koki Murata, Saisai Liu, Haruka Ohara, Asuka Iwamoto,
Yohei Kanamori, Akihiro Nita, Masahiro Wakao, Yasuo Suda, Hiroyuki Oshiumi, Tomoko Hayashi, Dennis Carson, Hiroyuki Shinchi, Toshiro Moroishi
Communicaitons Medicine, 5, 378 (2025)
doi.org/10.1038/s43856-025-01102-3

Bioconjugate Chemistry 誌に論文が掲載されました! (2025.06.16)
さまざまな分子との複合化が可能な合成低分子TLR4リガンドの開発に関する研究成果が、Bioconjugate Chemsitry 誌に掲載されました!
TLRリガンドは、ワクチンの免疫原性を高めるアジュバントとしての応用が期待されており、特に抗原分子との複合化によって、効率的な免疫応答の誘導が可能になると考えられています。
本研究では、合成低分子TLR4リガンドの構造最適化を行い、得られた化合物が免疫刺激活性を保持したまま多様な分子と複合化できることを実証しました。
本成果は、カリフォルニア大学サンディエゴ校・Carsonグループとの国際共同研究により得られたものです。
Design and Application of Conjugatable Small Molecule Toll-like Receptor 4 Ligands
Yutaro Mahara, Issa Fukuda, Ryuho Tanaka, Shin-ya Oyama, Hiroyuki Shinchi, Yasuo Suda, Nikunj M. Shukla, Michael Chan, Tomoko Hayashi, Howard B. Cottam, Dennis A. Carson, Masahiro Wakao
Bioconjugate Chem., 36(7), 1409-1420 (2025)
doi.org/10.1021/acs.bioconjchem.5c00076

令和7年度 日本生化学会九州支部例会(2025.06.13-06.14, 宮崎市民プラザ, 宮崎市)
宮崎市で開催された日本生化学会九州支部例会にて、村田君 (D2) と黒木さん (M1) が研究成果をポスター発表しました。
今回の例会では、48名の審査対象者の中から11名に優秀ポスター賞が授与され、黒木さんが見事、優秀ポスター賞を受賞しました!
日々の地道な努力が実を結んだ素晴らしい成果です。おめでとうございます!
発表演題
- 『金ナノ粒子を用いたタンパク質抗原・アジュバント一体型ナノワクチンの構築』(村田 光紀君)
- 『糖鎖修飾金ナノ粒子を用いた細胞表層糖鎖受容体の結合性解析』(黒木 悠里さん)
村田君 (D2) の研究課題が笹川科学研究助成に採択されました!(2025.04.12)
村田君 (D2) の研究課題が2025年度 笹川科学研究助成に採択されました!これを機に、さらに研究を発展させてくれることを期待しています。おめでとうございます!
























































































